現代葬 -いまそう-

生前契約で安心・割安なお葬儀を提案します。

いまそう手柄山会館

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生前契約

はじめに

お葬式とは、愛する家族の一員が亡くなり、これを悲しみのうちに受けとめて、あの世に送り届ける一連の作業のことを言います。

 

重要なことは、亡くなった人を大切にし、近親者である家族、親しい友人が気持ちを合わせて、悲しいという自然な感情を大切にして営むことです。

 

いいお葬式を実現するポイントをあげておきましょう。

  1. 故人の意思を大切にする。
  2. 家族が気持ちを一致させる。
  3. どんな葬儀にしたいかを明確にする。
  4. 宗教者を依頼するのであれば、事前に依頼しておく。
  5. 葬祭業者は事前に選定しておく。
  6. 葬祭業者へ依頼する仕事内容を確認しておく。
  7. 予算を事前にたて、見積もりをとる。
  8. わからないことは曖昧にしないで、葬祭業者や宗教者に質問して説明を受ける。
  9. 責任者をたてる。
  10. なにごとでも、故人がほんとうに喜ぶかどうかを判断基準にする。

 

本著では葬儀の基本的な流れを説明します。葬儀には慣習も存在しますが、それを生かすかどうかも本人あるいは家族の考え方によります。いい葬儀を実現できるかは、葬儀について考え方をしっかりもつことができるかどうかにかかっています。

 

葬儀をどうするかは、いのちをどう考えるか、人生をどう考えるか、家族や友人・知人・近所の人といった一緒に生きてきた人をどう考えるか、ということと関係しています。

 

葬儀を考えることを通して、自分や家族を振り返る機会になってくれればいいと考えています。

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一般的な葬儀の流れ

臨終

■看取り
■医師よる死亡判定
 ※死亡診断書/死体検案書
■死後の処置(病院)
■遺体の搬送
■遺体の安置
例:枕経

葬儀準備

■打ち合わせ
■関係者への連絡
 ※死亡届/火葬許可申請書

納棺

■遺体処置
■納棺

通夜

■弔問受付
■通夜
■通夜振る舞い

葬儀

■葬儀
■お別れの儀
■出棺

火葬

■お別れ
■火葬
■拾骨

直後儀礼

例:還骨法要
例:初七日法要、
例:精進落とし(仕上げ、お斎)

諸手続き

 
 

喪の期間

例:四十九日、
例:1周年(一周忌)
例:2周年(三周忌)

諸手続き

(特に定めがない)
 

追悼儀礼

例:七回忌
例:十三回忌など

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臨終

■看取り

 病院等で亡くなる人が8割を超え、最後の入院期間の平均は約8ヶ月です。介護する家族も精神的、物理的にたいへんな毎日ですが、病床にいる本人がいい人生をまっとうできるように、本人のことをいちばんに考えたいものです。本人の意思を尊重し、家族や身近な方と悔いのないお別れをしたいものです。 

■死の判定

 死亡は診断していた医師が判定します(死亡診断書の発行)。事故死や突然の死亡など診療中の医師がいない場合には、すぐに警察に届け、警察および警察医に検視・検案してもらいます(死体検案書の発行)。  

■末期の水

 死に立ち会った人が、死者の唇を潤して死者と別れる儀礼を行います。「末期(まつご)の水」あるいは「死水(しにみず)」と言います。
  その方法は、(1)綿棒に水を含ませて、死者の唇を潤す、(2)新しい筆に水を含ませて、死者の唇を潤す、(3)茶碗に水を入れ、樒(しきみ)の葉や脱脂綿を浸して、死者の唇を潤す、などがあります。

■死後の処置

 病院等で亡くなった場合には、病院で遺体の消毒、整え(女性の場合には簡単な化粧も)をしてもらいます。これを「清拭(せいしき)」「エンゼルケア」とも言います。費用は一般的に治療費とは別に、後から病院より請求されます。
  この際、きれいな浴衣などを用意しておいて着替えに用います。本人の好んだ服や着物を着せたい場合も、後になると死後硬直が進み、着替えがしにくくなるので、この段階で着替えておくのがよいでしょう。

■遺体の搬送

 病院等で亡くなった場合には、いったん病室から霊安室に遺体を移動し、安置します。
  すでに予定している葬祭業者がある場合には、電話をして遺体の搬送を依頼します。その場合、病理解剖の有無、宗教について予め連絡しておきます(安置の際の装具が宗教により異なるため)。葬祭業者は前もって選定しておくのが望ましいでしょう。
  依頼する葬祭業者が決まっていない場合には、遺体を搬送する業者を病院に紹介してもらいます。しかし遺体搬送を依頼しても、葬儀まで依頼する必要はありません。葬祭業者は多くの場合24時間営業していますので、自宅到着後、落ち着いてから手配してもかまいません。
  医師、看護婦等の病院関係者に挨拶して、病院を後にします。

■遺体の安置

 搬送する先が自宅の場合、予め安置場所等を準備しておく必要があります。遺体を安置する部屋の暖房は切り、夏はできれば冷房を入れ、上下薄い布団を用意します。遺体の腐敗を促進させないためです。

■宗教者の依頼

 本人あるいは家族の信仰に基づいて葬儀を執行していただく場合には、宗教者(牧師、神父、僧侶、神職など)を依頼します。遠隔地の場合には菩提寺(ぼだいじ)などから紹介を得るとよいでしょう。

■病理解剖

 病院で亡くなった場合、病院から医学研究の見地から解剖を勧められることがあります。これは「病理解剖」とよばれ、遺族の同意が必要とされています。
  また、検視等でも死因が明らかでない場合に行う解剖は「行政解剖」、犯罪のおそれがある場合に行う解剖は「司法解剖」と言います。
  解剖後の遺体は納棺した状態で遺族に引き渡されます。

■献体、臓器移植

 献体の申し込み、臓器移植の同意を本人がしている場合には、できるだけ早く、医師や申込先の大学病院等に連絡して打ち合わせをします。献体は48時間以内の引き取りが希望されていて、葬儀や近親者によるお別れは引き取り前に行うことができます。

※献体、臓器提供を行うには、生前から本人による登録手続きとご家族の同意が必要な場合があります。詳しくは各団体かお近くの(大学)病院にお問合せください。
       (社)日本臓器移植ネットワーク 
http://www.jotnw.or.jp/index.html
       (財)日本篤志献体協会 http://www.kentai.or.jp/

■枕経

 遺体を安置したら、宗教者に来ていただきます。仏教では読経していただきますが、これを枕経と言います。普段着のままで構いませんので、家族皆でつとめましょう。

葬儀費用が不明瞭な訳?

■非日常
日常に見聞きするものではなく、その時でないと考えないので一般的な価値の目安がわからない。
■専門用語
葬式や仏事的な専門用語が多く、見積り項目の内容や費用の目安がわからない。
■祭壇
日常に見聞きするものではなく、祭壇の費用はあってないようなもの。Aさんには○○万円、Bさんには□□万円と人によって違うのです。 葬儀費用を不明瞭にしている最たるものなのです。

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葬儀の準備

悔いのない葬儀をするためには、準備をしっかり行う必要があります。

■打ち合わせ

 家族、故人と特に親しかった人、依頼する宗教者、葬祭業者と充分に打ち合わせを行います。
  故人の意思がどうであったか、家族がどういう葬儀をしてあげたいか、などよく話し、葬儀の形式、規模、手順、日程などを相談します。予算や会葬者の数の予測なども予め明確にします。通知すべき人についても確認しておきます。
  大切なことは、送り出す人々の意思と思いを統一しておくことです。皆の気持ちが一体となって葬儀をするのでないと、規模の大小や形式にかかわらず、気持ちの通わない葬儀になってしまいます。
  費用については見積もりを得る前に、総額を予め言っておくとよいでしょう。業者からは見積書を必ず受け取り、その説明を聞いて事前に納得いくまで確認しておきましょう。料理やお返し物など会葬者の数により変動するものは予測数を出して見積もりを得ます。
  また、葬儀業者に依頼する分以外の費用(例えば、宗教者への謝礼など)についても計算しておくことが必要です。
  故人の預貯金は死亡届提出後は封鎖されます。当面の費用は別に用意します。

■関係先への連絡

 故人のための葬儀ですから、故人が予め通知先を指定したものがあれば、それを第一に扱います。家族や親戚、個人の知人関係、家族が休む場合もあるので家族の勤務先へも連絡します。取り急ぎの事態ですから電話やファックスを利用します。
  葬儀の日程や場所、宗教(あるいは無宗教)、喪主名、香典や供花を受け取るか、など予め紙に書いて用意して、漏れがないように連絡します。近親者だけで密葬にする場合には、失礼がないように、かつ明確に相手に伝える必要があります。

■死亡届、火葬許可申請書

 死亡届の用紙は死亡診断書(死体検案書)と一体になっています。医師より発行された診断書(検案書)の左側の欄に家族が必要事項を書いて市町村役場の係に提出します(24時間受付)。届け出人(一般に家族)以外が用紙提出に市町村役場に出向く場合には、届け出人の印鑑(三文判でよい)を持参します。依頼すれば葬祭業者が代理で出向いてくれます。
  死亡届が受理された後、火葬許可申請書を提出し、許可を得ます。この許可証は火葬に際して火葬場に提出し、火葬後に証印を得たもの(火葬証明書)は遺骨を墓地や納骨堂に納めるときに必要になるまで、骨壷と一緒に骨箱に収め、大切に保管しておきます。

葬儀費用を安くするには?

■事前相談
いざ、その時になって考えるのでは葬儀業者の言いなりに。前もって調べたり、相談したりと事前に行動をおこしましょう。
■会員制度
費用を安くするには、やはり会員制度を利用するのが良いでしょう。さまざまな会員制度がありますので、ご自身にあったものを選択しましょう。
「まだ先のこと」と、先送りにしていると、いざというとき「しまった」と後悔することになります。 思い立ったときが機会です。

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遺体処置と納棺

 病院で納棺していない場合、一般的にはいったん自宅や斎場(葬儀会館)で布団に安置した後、その日の午後あるいは翌日に近親者や宗教者の立ち会いの下で遺体を納棺します。
  納棺に先立って遺体処置をすることがあります。それには、(1)葬祭業者あるいはその指定業者による遺体処置(死化粧)、(2)湯灌(ゆかん)、(3)エンバーミング(防腐(ぼうふ)等の遺体衛生保全処置)、の3種類があります。いずれも有料ですから、紹介を受けたときには処置内容や料金をよく確認し、納得してから依頼するようにしましょう。
  一般には葬祭業者が遺体を整え、納棺し、ドライアイスや消臭剤などを入れます。ドライアイスは24時間単位で交換するので、火葬までの遺体の保存日数により費用が変動します。

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通夜

 通夜(つや)は、神道では「通夜祭(つやさい)/遷霊祭(せんれいさい)」、キリスト教では「前夜式(ぜんやしき)」などと言われることがあります。
  現在は、死亡の当日は近親者だけで遺体を守り、皆に案内してその翌日あるいは翌々日である葬儀の前日に通夜が行われるというのが一般的です。本来、一般会葬者は葬儀に弔問するのですが、最近は通夜への会葬者が多くなり、葬儀の会葬者の2〜3倍という傾向にあります。
  通夜は、一般的に18時くらいから始まり、宗教儀礼を伴う場合には30分〜1時間の儀礼が行われ、その途中から焼香等の会葬を受け付けます。
  終了後に2時間程度の会食の席を設け、その後は近親者だけで遺体を守ります。式場によっては夜通し行わず、21時頃になると閉館するところがあります。
  元来、通夜は、家族の一員が亡くなり、悲しみにある家族や近親者が、死者への想いを寄せて過ごす時間でした。通夜に弔問する場合も、まだ死を心から受容していない、精神的に動揺している家族の心理を配慮して、喪服も着ていかないし、香奠(こうでん)/香典も用意せず、慰めを目的として行われたものです。
  家族には悲しみに加えて看病疲れもあるので、通夜は会葬者中心より近親者中心に営むということも考えられていいでしょう。

■通夜振る舞い

 通夜では弔問客に通夜振る舞いをする習慣がある地域があります。飲食を供する場合、簡単に茶菓だけの場合、振る舞いに代えて酒や砂糖の詰め合わせを帰りに渡す場合、あるいは葬儀と同じ会葬返礼品を渡す場合、などいろいろあります。通夜のもち方とも、さらに費用とも関係しますので、よく考える必要があります。

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葬儀

 一般的には葬儀をしてから火葬をしています。北関東や東北地方などでは葬儀に先立って火葬をする(=骨葬(こつそう))方式もあり、どちらの方式を採用してもかまいません。
  「葬儀・告別式」と言われることもありますが、これは「葬儀式と告別式を分離せずに並行して行うこと」を意味します。歴史的には、葬儀式後に遺体を火葬場または墓地のある寺院に列を組んで送った葬列(野辺(のべ)の送り)がなくなり、代わりに葬儀式に続いて営まれるようになったのが告別式です。
  葬儀式の後に告別式となると、告別式だけに参加する一般会葬者を長く待たせることになり失礼にあたるとか、時間がかかり火葬場の予約時刻に遅れてはいけない、ということで、葬儀式の途中から焼香などの会葬を受け付けて、合わせて1時間程度で済ませようという風潮が一般的になり、「葬儀・告別式」方式が誕生しました。
  葬儀式は一般的に宗教儀礼により行われますが、故人のために、故人に想いを集中して行われる儀礼です。告別式は一人ひとりの会葬者が故人に別れを告げ、遺族に対してその悲しみに共感を寄せるために行われるものです。もっとも近年では、通夜に会葬する人が増える傾向にあります。
  最近、新しい葬儀の形として出てきたのが家族葬です。近親者や、本人と親しい知人・友人により行われる葬儀です。この場合、後日に関係者に案内して「お別れ会」「偲ぶ会」を行うこともあります。

■葬儀当日の日程

 一般的な葬儀の開始時間は10時〜13時です。1時間程度の葬儀の後、出棺となり、30分程度で火葬場に着き、火葬時間が1〜2時間、戻るのに30分、法要と会食(「精進(しょうじん)落とし」「仕上げ」「お斎(おとき)」などとよばれます)が1〜2時間で解散となります。
  11時に始まれば15時〜16時に、13時に始まれば17時〜18時に全てが終わります。遠隔地から来た親族などもその日のうちに帰れるように配慮して時間設定がされているようです。この結果、火葬の希望時刻が12時〜14時に集中するため、その時間帯の火葬炉の予約がとれなくて、葬儀の日取りを変えざるを得ないことがあります。
  夜に葬儀(告別式)を行い、朝に火葬をするようにすれば、比較的楽に希望する日に火葬ができます。また、葬儀日程に自由度をもたせるには、火葬を先に行う骨葬方式や遺体に防腐処理を行うエンバーミングを施すことも選択できます。

■お別れの儀

 出棺に先立って近親者が棺の蓋を開けて故人と対面し、生花を入れてお別れをすることを「お別れの儀」と言います。供えられた生花を短く切り取って順に入れますが、これを「別れ花」と言います。遺体と相対しての最後の時間となります。

■出棺

 出棺に先立って、棺の蓋にくぎを打つ習俗があります。近親者が順に石を用いて行うものです。最後のお別れの気持ちで行うとか、無事に三途(さんず)の川を渡れるよう祈念するとか、あるいは死霊(しりょう)を封ずるため、などとも言われます。迷信だから不要とする意見もあります。
 出棺に先立って、見送りの人々に対して喪主あるいは遺族の代表が挨拶をします。立派に挨拶しようとしないで、自分の言葉で感謝の気持ちを伝えたいものです。
 火葬場に行く人のためにマイクロバスなどを用意します。行く人を予め決めておかないと(火葬場の控室の手配もある)、この段階で混乱します。
 また、霊柩車には宮型のほか、最近では自宅への遺体搬送にも用いるバン型(寝台車型)、輸入車をベースにした洋型も使われるようになっています。霊柩車およびマイクロバスの代金は葬儀業者経由で支払われますが、基本的には別途料金です(火葬場からの帰路には霊柩車は普通は使用しません)。

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火葬

 火葬をするには、火葬許可証の提出が求められますので、忘れないで持参します。

■お別れ

 火葬に先立ち、炉前で焼香など簡単にお別れの儀礼を行うことがあります。

■火葬

 火葬時間は火葬場によって異なり、1時間あるいは2時間です。地方によっては待機時間に飲食をするケースもあります。待機時間が1時間程度と短い場合には茶菓子程度が多いようです。

■拾骨

 拾骨(しゅうこつ)は「骨上げ(こつあげ)」「収骨(しゅうこつ)」ともよばれます。一般的な習俗としては、2人が組になって遺骨を下半身から順に上に向かって拾い、骨壷に収めます。「箸渡し(はしわたし)」と言います。
 関西などでは喉仏(のどぼとけ:実際にはこれは火葬の際に溶けるので、第2頚椎の部分をさす。「白骨(はつこつ)」という)や歯骨(しこつ)など一部分だけを拾って収めますが、東日本では全骨を拾骨します。
 分骨(ぶんこつ)を希望する場合には、火葬に先立ち数を申し出ておき、小さな分骨用の骨壷を用意します。分骨の数だけ火葬証明書を火葬管理者に発行してもらいます。

家族葬にすると安いのか?

■世間体
見栄を張らなくて良い。
祭壇を立派にしたり、派手にしたり周りの目を気にすることがない。
■参列
参列が遺族だけや、限られた人のみと制限されるので、供養品や料理などの接待費用が抑えられる。
葬儀費用=祭壇+接待費用+必要費用
祭   壇: 葬儀費用
接待費用: 供養品、料理
必要費用: 遺影写真、柩、車関係など

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葬儀直後の儀礼

■還骨法要

 火葬が終わると、自宅、斎場、料理店などで遺骨を安置しての儀礼が行われることがあります。仏教では「還骨(かんこつ)法要(回向(えこう))」「安位諷経(あんいふぎん)」などとよばれます。神道ではこれにあたる儀礼を「帰家祭(きかさい)」と言います。

■初七日法要

 仏教の場合、これに続いて初七日(しょなのか)の法要が営まれることが一般的です。本来は死亡当日を入れて7日目に(関西ではその前夜である逮夜(たいや)に)営まれることが基本です。再び関係者がすぐ集まるのはたいへんということで、初七日法要を葬儀の日に繰り上げて行うことが一般化しています。場合により三十五日法要、四十九日法要も繰り上げて行う地域もあります。

■会食

 「精進落とし」「仕上げ」(関西)、「お斎」などとよばれます。昔は精進落としは四十九日の中陰明けに行ったものですが、今では繰り上げて葬儀当日に行うことが一般的です。
 現在の会食の意味はこれに加えて、死者を中心とした最後の飲食を通じたお別れの席や、手伝ってくださった方へのお礼の振る舞いの席などが合体したものです。
 こういう会食の席を設けるか、設けるとしたらどういう性格のものにするのか、あるいはどういう人を招くかについては事前に決めておき、出席してほしい人には事前に連絡しておくことが望ましいでしょう。立食の場合は多少の人数の増減が可能ですが、お膳を出す場合には事前の人数の確定が必要ですし、費用面でも大きく影響します。

■後飾り

 仏教の場合、葬儀終了後には祭壇を片付け、自宅に四十九日(中陰)用の簡単な後飾り(あとかざり)(中陰段(ちゅういんだん))をするのが一般的です。
 小机に白布をかけ、遺骨、位牌、遺影写真、香炉、燭台、花立て、鈴(りん)などを用意します。

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諸手続き

 社会的に生活していた人が亡くなるのですから、所得税の確定申告、死亡保険金の請求、健康保険の埋葬料(葬祭費)の請求、各種名義変更、相続などさまざまな手続きがあり、遺族はこのために心身ともにたいへんです。
 香典返しを葬儀当日に済ませる方式もありますが、三十五日あるいは四十九日を期して行うときには香典帳の整理、返礼品の発注、挨拶文の作成などの作業も入ります。
 また、日を改めて寺院を訪問しお礼をしたり、手伝ってくださった主な方へのお礼なども発生します。
 看病、葬儀の続いた後であり、疲労が重なる時期ですので、体調にも注意が必要です。

■主な手続き

◎世帯主の変更届
◎電気・ガス・水道・住宅等の名義変更
◎健康保険の埋葬料、国民健康保険の葬祭費の請求
◎生命保険の死亡保険金の請求
◎年金の手続き
◎所得税の確定申告
◎遺産相続の手続き
◎相続税の申告・納税
◎預貯金・不動産の名義変更

※死後の事務処理についてはブックレットAの『お葬式の後にすること』で詳しくまとめています。

お寺のお布施は?

■菩提寺
月参りなど檀家のお寺がある場合は、そのお寺にご相談ください。
■紹介寺
当社からの紹介のお寺の場合は、浄土真宗は、15万円くらい。
浄土宗・禅宗・日蓮宗などは、25万円くらいが目安です。
法事のお布施は別にかかります。
二七日〜六七日は、各3,000円〜10,000円
七七日(満中陰)は、30,000円〜50,000円
お膳料・お車料は、10,000円〜20,000円

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喪の期間

 遺族は喪(も)に服します。家族を喪って(うしなって)悲しみの中にある人がその悲しみを癒し、回復するためには、死をみつめ、悲しみを大事にして過ごすことが大切なこととされています。また、周囲の人はこの悲しみに寄り添い、ケアすることが大切だとされています。
 愛する人を喪って悲嘆におちいることは当然のことです。悲しみをまぎらわしたり、忘れようとするのではなく、きちんと悲しみを表出することにより、自然に治癒していくものです。しかし、ときに心身症におちいったりすることもあるので、周囲の優しい見守りと注意が必要となります。

■喪の期間

 遺族が喪に服する期間を「喪中(もちゅう)」と言います。配偶者や親や子の場合には1年、きょうだい・孫の関係にある場合には半年が目安となります

■日本の喪の習俗

 日本では死後、四十九日(50日)あるいは三十五日を特に大切にし、仏教習俗では7日ごとに集まって法要を繰り返します。(7回目が7×7=49日にあたるので、四十九日を「七七日(しちしちひ)」とよぶ。)四十九日の間は死の衝撃の強い期間と位置づけられてきました。
 神道では五十日祭(または一年祭)の翌日に清祓(きよはらい)の儀を行い、神棚を封じていた白紙を取り除き、霊璽(れいじ)(仏教の位牌に相当)を祖霊舎(それいしゃ)に合祀(ごうし)します。
 四十九日後にも百か日法要があります。1年目の命日は「一周忌(き)」とよびます。2年目の命日は数えで計算して「三回忌」となります。
 キリスト教では、「記念会(きねんかい)」を適当な機会に行うことがあります。

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納骨

 納骨をいつにするかは特に定めがありません。一般には葬儀の当日、四十九日、一周忌、三回忌などの機会にすることが多いようです。
 自宅での保管は違法ではありません。また、墓地などの手配ができず、自宅に遺骨を保管しにくいときは納骨堂で一時預かりをしてくれます。

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追悼儀礼

 日本では三十三回忌(満32年)あるいは五十回忌(満49年)までは故人を追悼する習慣があります。仏教では三十三回忌または五十回忌をもって「弔い上げ(とむらいあげ)」とし、先祖の霊を合祀します。
 参考までに日本仏教の追悼儀礼の習慣をあげておきます。三回忌の後は七回忌、十三回忌、三十三回忌が特に大切にされます。その他十七回忌、二十三回忌などがあります。
 また、月の命日、命日、お盆、春秋の彼岸などに墓参したりして、死者を追悼記念する習慣があります。

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葬儀に関しては、法律的には死亡届の提出義務、死後24時間以内の火葬の禁止(指定感染症の場合を除く)、死体損壊罪など少数の規定しか存在しません。葬儀は基本的に自由に行うことができます。本人や家族の意思を中心にして行います。
とは言っても、地域にはそれぞれ習慣もありますので、習慣と異なる方法を選ぶときには、通知の仕方などで配慮することも必要になります。

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